阪神・佐藤蓮「クヨクヨ考えるのもアレだなと」思い切りよく1回無失点 監督も一安心

 「練習試合、ヤクルト3-4阪神」(28日、ANA BALL PARK浦添)

 阪神のドラフト3位・佐藤蓮(上武大)が力強く再出発だ。プロ初の対外試合に臨み、1回無安打無失点に抑えた。

 「結構、緊張したんですけど、クヨクヨ考えるのもアレだなと思って。もうミットめがけて、どんな結果でもいいから、腕を振って投げようと思いました」

 1点リードの八回に登板。1死からストレートの四球を与えたが、最速149キロの直球で真っ向勝負。打者を押し込み、ポテンシャルの高さを見せた。

 「悪い時はマウンドで表情に出たり、そういうしぐさを見せちゃいけないなと思った。久しぶりの実戦でピッチングを楽しもうと。下を向かずに上を向いて投げようと、技術的なところじゃなくてそういうところをテーマにして投げました」

 実戦デビューとなった7日・紅白戦は球数がオーバーし、予定の1イニングを投げきれずに降板した。そこから投球フォーム修正に着手。矢野監督から声をかけられ、前向きに取り組んできた。

 指揮官は「子どもを見てるような目やな。ドキドキしながら見てたけど、でもキャンプでこうやっていこうというところは見えたと思うし、今日がアイツにとっての本当のスタートだと思う」とほっと一安心。「これですぐに1軍で活躍してくれるというのがうれしいことなんだけど、それよりも本当の力をつけていく土台はなんとかできたかなと思う。打てるもんなら打ってみろという気持ちで投げ込めていたんで、オレもホッとしている」と期待を込めた。

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