阪神ドラ1佐藤輝「SATO」でセ界席巻や!「H」の表記修正依頼 父・博信さん証言

 佐藤輝の背中に輝く、こだわりの「SATO」の文字
 ノックで小野寺とぶつかりそうになりながら好捕する佐藤輝
 ノックで好捕し回転する佐藤輝
3枚

 「阪神春季キャンプ」(25日、宜野座)

 阪神ドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が世界基準でユニホームの背ネームを「SATO」と選択していたことが25日、判明した。佐藤姓の野球選手は一般的に「SATOH」を使用されるケースが多いが、本人には強い「こだわり」があるという。その背景を父・博信さんが証言した。

 「SATO」のユニホームを巡って昨年の入団会見以降、SNS等でも臆測が飛び交っていた。佐藤輝と「SATOH」で着用する同3位・佐藤蓮(上武大)を区別するための球団の配慮か-という大方の見方があったが、実は違った。父・博信さんが明かす。

 「パスポートの名前を選択する時に、僕は英語表記の『SATO』で記入していまして。結婚してからも妻も同じ考えを持っていましたから『SATO』で統一してきました。それをテル(佐藤輝)も受け継いでいるんだと思います」

 大学日本代表に選出された時も、背ネームを「SATO」にしていた佐藤輝。「そこはこだわっているところなんで」と親しい知人に向けて公言していたという。阪神入団後もこんな逸話があった。

 公式サイトの表記が「SATOH」とローマ字表記であることを伝えられると「言っておかないと」と修正を依頼したほど。こだわりは強い。

 現在、プロ野球界に佐藤姓の選手は11人が在籍しているが「SATO」のユニホームは佐藤輝のみ。デイリースポーツ評論家・佐藤義則氏も現役時代は「SATOH」でプレー。ちなみに小6の時にメンバー入りしたタイガースJr.の頃は「SATOH」表記のユニホームだった。

 球界では、新庄剛志氏が阪神からメジャーに挑戦する時に「SHINJYO」から「SHINJO」と世界基準の表示に変更した例がある。それを佐藤輝は大学の国際大会からすでに採用していた。

 「SATO」のユニホームで、佐藤輝はキャンプで日々、大活躍を見せている。“セ界”を席巻する姿を博信さんも心待ちにしている。「英語表記では『SATO』ですし、テル(佐藤輝)のことは新外国人選手だと思っていただいて」と笑いながら、我が子の活躍を願う。球界入りで一新したユニホームとともに、ここから輝かしい実績を作り上げる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス