【中田良弘氏の眼】阪神・藤浪は自信維持できれば15勝も可能

 「阪神春季キャンプ」(24日、宜野座)

 第5クールを見ていて改めて感じたのは、ブルペンの雰囲気の明るさだ。全体的に投手陣の仕上がりの良さからくるものだろうが、特に阪神・藤浪が、21日の広島戦でも3回無失点と好投したように、安定した投球を見せていることが大きい。

 開幕ローテ候補の高橋の負傷離脱は痛いが、大ダメージとならなかったところは、全体的な層の厚みがあるからだろう。ここに来て開幕投手が濃厚だった西勇の状態は気がかりだが、昨年から投手陣全体が底上げされていることは間違いないし、その中でも藤浪の状態の良さが際立つ。

 藤浪で言うと、単にローテを埋める投手というだけでなく、今の状態を見れば、今年15勝ぐらいする可能性もあり、そういった投手の存在は心強い。今後も実戦の登板を重ねていくだろうが、あとは今の自信を維持していくことが大切だ。

 例えば、試合の中で制球が乱れて抜け球が増えることもあるかもしれないが、どれだけいい投手でもボールが抜ける時はある。だからこそ、藤浪にはそういった時も気にしすぎることなくやっていってもらいたい。メンタル面が崩れなければ、いい形でシーズンに向かっていけるはずだ。

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