阪神・西勇 伊藤将&佐藤蓮に愛の“説教”練習道具を粗末に…厳しく注意

 社会人としての心得を説いた西勇
 “愛の説教”を受けた(左から)佐藤蓮と伊藤将(撮影・田中太一)
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 「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)

 阪神・西勇輝投手(30)が13日、ドラフト2位・伊藤将(JR東日本)と同3位・佐藤蓮(上武大)に“愛のムチ”を飛ばした。練習道具「バイパー」を粗末にする姿を見て厳しく注意。「ヒール役でもいいからやった方がいいと思った」と先輩として行動に移した。

 「煙たがられるかもしれんけど、俺が言わなかったら誰も言わないから言った。それ(道具を粗末にすること)を平然とやったから、言っちゃった」

 他にも「(散乱する練習道具が)見えているのに帰ったり。(ロッカーに)ゴミが落ちているのに拾わないとか…」。新人として、また一社会人として当然の常識。「去年は球児さんがこういうことを言ってくれたなあと思い出した」と改めて責任の重さを感じた。

 “愛の説教”を受けた伊藤将は「目配り気配りをしっかりしていこうと思った」と真剣な表情。佐藤蓮も「すごくメリハリという言葉を言っていた」と全身で受け止めていた。

 この日、西勇はブルペンで106球を投げ込んだ。第4クールで少し強度を緩め、その後はシート打撃、オープン戦と段階を踏んでいく。エースとして16年ぶりのリーグ優勝に突き進む今季。言葉で、行動で、仲間を叱咤(しった)激励しながら先導役を全うする。

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