阪神ドラ1佐藤輝、目指すは新庄氏 高橋絶賛“柳田級”の資質で3戦連続安打

 「阪神紅白戦、白組0-1紅組」(12日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が12日、紅白戦に白組の「1番・右翼」で出場し、2打数1安打。高橋から右翼線二塁打を放ち、左投手への対応力を発揮した。TBS系「S☆1」の番組企画で宜野座を訪れたOB・新庄剛志氏(49)のように「ファンを喜ばせる」スター選手を目指していく。

 左投手への対応力を、佐藤輝が打席の中で証明した。次代のエース候補として期待されている高橋との初対戦。サウスポーを苦にするような姿は、全く見られなかった。

 初回の先頭打者として迎えた第1打席。カウント2-2からの6球目、高橋が内角に投じた直球をジャストミート。痛烈な打球は右翼線へ-。二塁打となり、この一打で3試合連続安打となった。1軍の先発ローテーションを担う投手から結果が出たことは大きい。

 第2クールまでの計3試合では11打数4安打3打点、1本塁打。計4安打は全て右投手からだった。高橋からの一打が左投手から放った“初安打”となり「ヒットが出たので良かった」と安どする。

 対戦した高橋も驚きを隠せない。「あそこまで振れるバッターは、一回くらいしか対戦したことない」と絶賛。「柳田さんみたいなスイングだし、打たれた打球もすごい速かったんで」とマウンド上から“柳田級”の資質を感じ取ったという。

 三回は左腕・岩貞のスライダーにバットが空を切った。これを踏まえ、黄金ルーキーは課題に言及。「(投手の)右、左にかかわらずしっかり変化球を見切れることはシーズンを戦う中で打率を上げたり、フォアボールを増やしていくためにも重要」。選球眼を磨くことができれば、さらに驚異的な打者となるかもしれない。

 この日は、テレビ番組の企画で新庄氏が宜野座に訪問。04~06年に日本ハムで活躍していた同氏の姿を佐藤輝は思い返していた。

 「好きな選手の一人ではありました。ファンを喜ばせたりというのは見本というか、参考にしたい選手です」

 阪神からメジャーリーグに挑戦し、日本ハムと渡り歩いた新庄はスーパースターだった。同氏が引退した今でもプレー集の動画を見るほど、佐藤輝の中では憧れの先輩だ。

 ただ新庄氏が糸井へのインタビュー中で高橋からの痛烈な二塁打をスタンドで見てもらえなかったことは痛恨だが…。同氏のようにファンを魅了するようなプレーで、誰からも愛されるスター選手になってみせる。

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