阪神ドラ4栄枝 憧れ藤浪と初バッテリー!変化球に驚き「付いていくだけで精一杯」

 笑顔を見せる栄枝(代表撮影)
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 阪神ドラフト4位の栄枝裕貴捕手(22)=立命大=が25日、ブルペンで初めて藤浪とバッテリーを組んだ。リーチの長さや変化球のキレなどに驚き、右腕の力を体感。出身地や球種など投手の特徴を書きためている“栄枝ノート”に、大収穫の72球を書き加えた。

 右腕から投げ下ろされる白球に、栄枝が必死にミットを動かした。藤浪との初ブルペン。「真っすぐ中心だったので、何とか捕れたんですけど。スライダーとかフォークとか付いていくだけでちょっと精いっぱいのところがあった」。キレのあるボールに驚きを隠せなかった。

 以前、受けたい投手の1人として藤浪の名前を挙げていた。まだ全力ではないとはいえ、ミット越しに伝わってくる藤浪のすごさ。これまでは、同期の投球練習を立ち投げでしか捕球したことがなく「スピードも速いんですけど、リーチも長くてすごく近いじゃないですけど、他の投手とは捕る感覚が違った」と振り返った。

 念願のバッテリーだったが、反省は多い。「いくら新人だからといって、きょうの藤浪さんのように全然音が鳴らなかったら、投手の信頼を得られないと思う。そのためにブルペンには多く入るしかない」。梅野や坂本らと争うためにも、投手の球を多く受けて慣れていく。

 投手からの信頼を得るために、下調べも欠かさない。動画や名鑑などを見て投手の球種や球速だけでなく、出身地などもノートにメモ。「その人のことを知っておこうではないですけど、出身高校だったりとか、つながりがあれば会話とかも広げられる」と積極的にコミュニケーションを図る考えだ。

 間もなく始まるキャンプ。気後れすることなく、自分らしさを存分に発揮して先輩らとの競争に食らいついていく。

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