阪神・西勇 派手さより堅実、タイトル狙うなら防御率【一問一答】

 阪神・西勇輝投手(30)が19日、甲子園の室内練習場で自主トレを公開し、オンライン取材に応じて“打倒菅野”を宣言した。師と仰ぐ巨人・菅野が今オフの米メジャー挑戦を断念し、1年契約で残留。右腕は「優勝チームのエースを打ち崩す」とチーム一丸で完全攻略すると決意し、自身も“三度目の正直”で投げ合いを制する覚悟を示した。

  ◇  ◇

 -例年はハワイ自主トレ。今年は国内で。

 「寒かったので、毎年休んでいる時期も体を動かしながら。休みは週に1回ですね。いつも2カ月で仕上げているものを3カ月で仕上げたみたいな感じ」

 -プロ通算100勝まで残り5勝に迫る。

 「2桁10勝で10年かかるものを…。節目としてはすごくいいことかなと思っています。全てが重なって築き上げられたものなので、今まで関わってくれた人に感謝しながら。これからも地道に勝っていきたいと思います」

 -目指すタイトル。

 「派手さを求めるより、堅実で確実にゲームメークできるピッチャーを目指してきましたが、その中でタイトルがもし狙えるとしたら、防御率とかだと思います。ただチームとの兼ね合いがあるので、それを狙いながらしっかりと自分のスタイルを見失わないように頑張っていければいい」

 -新加入組を含めて投手陣の層は厚い。

 「毎年この時期はどこの球団も充実しているなと思うんですけど、ふたを開けてみたらいつも…と思いますので。今年の阪神は6番手、7番手、8番手まで押しが強いなと思われるチームになりたい」

 -開幕投手の思い。

 「そこはないですね。若手の突き上げが一番ほしいですし、その中でサポート役に回れるくらいのチームだったらいいなと思います。だから若手にはすごく期待しています」

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