阪神・大山 外国人頼らず「一本立ち」新主将の誓い 自分が打ってV奪回だ!

 沖縄での自主トレで打撃練習をする大山(球団提供)
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 阪神・大山悠輔内野手(26)が16日、沖縄県内のグラウンドで梅野隆太郎捕手(29)、岩崎優投手(29)らと行っている合同自主トレを公開した。新主将を担う虎の4番は今季、チームの顔としての「一本立ち」を誓い、コロナ禍で来日時期が不透明となっている新助っ人・ロハス、アルカンタラの全面サポートも約束した。

 まぶしい陽光が降り注ぐ南国・沖縄で、大山が白球を高々と打ち上げた。打撃投手を務める梅野相手に、奏でる快音が球場中に鳴り響く。“球春到来”を告げる2月1日へ向け、調整に余念はない。

 「2月1日、キャンプインに向けてしっかり準備するだけだと思っている」

 昨季はリーグ2位タイの28本塁打、同3位の85打点と大きな飛躍を遂げたが「去年は去年。(また)ゼロから始まるので」と大山はリセットを強調。好感触を維持しながら「もっともっとレベルアップできるように、また新たな自分を見つけていきたい」とさらなる高みを見据えた。

 チームの顔としての一本立ちを目指す。打線の中軸候補として期待されるロハスが、新型コロナウイルスによる入国制限により来日のメドが立っておらず、キャンプインも間に合わない可能性が高い。調整遅れが懸念される中、4番筆頭候補の大山にかけられる期待は当然、大きくなる。

 「チーム的にはやっぱり外国人の力は必要だと思うんですけど、個人的には外国人の力に頼らず、そこは自分が…。一本立ちというか、自分は自分でしっかりやらないといけないと思っている」

 バットでチームをけん引する。その覚悟を口にする一方、ロハスら新戦力のサポートにも意欲を示した。「外国人選手がやりやすいようにしていくのが僕の仕事。来た時にはいろんなコミュニケーションを取っていきたい」。今季から担う主将の自覚。チームのためにも新助っ人が適応しやすい環境を作り出すことも、大きな役割の一つだ。

 2月のキャンプに向け、梅野、岩崎、初参加のDeNA・山本とともに沖縄で合同自主トレに励む日々。昨オフまで一緒に自主トレを行っていた能見(現オリックス)や昨季限りで現役引退した横山氏、岩貞は今回いないが、生まれ変わった「チーム梅野」で己を高めている。

 強化したい点は全ての面においてだ。「もちろんバッティング、守備、走塁全てがあるので。時間は本当に限られているので、うまく使っていきたいなと思います」。2021年仕様の戦闘モードに仕上げ、進化した大山を披露する。

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