阪神春季Cは事前予約制 1日上限1000人 空申し込みなど防ぐため申込金必要に

 阪神は23日、2021年度の春季キャンプを1軍は沖縄県宜野座村、2軍は高知県安芸市で開催するとともに、現地での観覧に関して1、2軍共に1日上限1000人の人数制限を設けることを発表した。新型コロナウイルスの感染予防対策によるもので、インターネットによる事前予約制を採用。日程は後日発表となるが、サイン会などのファンサービスも自粛となるなど、社会情勢に即した形でのキャンプとなる。

 コロナ禍の中でも現地で選手を応援したいファンのためにとられた策が、1日上限1000人という入場制限となった。キャンプ担当者は「お客様を制限させていただきつつ、関係者席などを組み込んでいくと、だいたい1000人くらいになります」と説明した。

 1軍の宜野座、2軍の安芸共にメイン球場は2100から2200席。そこから関係者席を差し引き、密を避けるために50%の人数制限で1000人という数が定められた。観覧はメイン球場のスタンド席のみ。サブグラウンドや室内練習場、ブルペンなどスタンド席以外への立ち入りは禁止となる。

 今回設けられる人数制限に伴い、観覧は有事に備え連絡先を把握するため、インターネットでの事前予約制で1日ごとの先着順となる。公式ホームページで予約の案内が行われる予定だが、予約開始日や予約方式は後日リリースされる。また、事前予約の際には申込金(最終調整中で未定)が必要となることも発表された。

 この申込金は球場への入場料や観覧料ではなく、希望者が確実に観覧できるよう、転売や、予定がなくてもとりあえず申し込む「空申し込み」を防ぐため。利益や収入目的ではない。

 キャンプ担当者は「当日来ていただいたお客さんには申込金相当のグッズをお渡しさせていただきたい」と説明。観覧当日に本人確認を実施して、グッズが手渡される方向だ。

 また、検温やマスク不着用者の入場を断るなど感染防止策も徹底し、サイン会なども自粛。その中で、立ち入り禁止のブルペンや室内の模様も見られるような調整も行い、「虎テレ」などオンラインの視聴者に向けたプレゼント企画なども考案中。多くの制限がある新しいスタイルの中、選手とファンがより良い時間を過ごせる形を模索していく。

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