阪神・青柳、全集中で“リベンG”だ!決め球増やして苦手・丸&梶谷斬る

 G滅のヤギさんや!阪神・青柳晃洋投手(27)が13日、中谷将大外野手(27)と阪急交通社のオンライントークショーに出演。今季苦手とした巨人・丸、DeNAから巨人にFA移籍した梶谷への“リベンG”を誓った。今季は全体的に決め球にツーシームを投じる割合が多くなっていたことを自覚。偏らない配球をするためにも決め球の幅を広げ、2021年仕様の“青柳スタイル”を確立する。

 青柳にとって、確かな進化が数字に表れた一年だった。昨季は左打者が苦手で被打率・332と打ち込まれたが、今季は同・288と良化。左対策で覚えたカットボールやシンカーなどを有効に使えたことが大きい。

 「(今季は)配球面を変えてみた。シンカー、カットボール、インコース真っすぐだったりがどういうところに行くか。それをストライクゾーンだったり、振らせるボールだったりとかを投げ切る練習をしてきた。その辺の結果が徐々に出てきたのかなと思います」

 自信を深めつつある現状だが、苦杯をなめさせられた相手もいる。セ・リーグ連覇の立役者となった巨人・丸に被打率・667、巨人に移籍する梶谷には同・727と両左打者への攻めに苦戦した。

 青柳自身も理解している。「やっぱり苦手なバッター。プロ野球の中で(相性が)合うバッターが結構いる。そういうバッター用に(対策を)考えていかないといけない」と変わり身を示したい。

 シーズン終了後に一年間の配球データを確認すると投球が「パターン化」されていることが判明。「結局、最後はツーシームで打ち取るケースが多く、カウントによって投げる比率がすごく大きかった」。現状を打開するためにも、決め球の幅を広げることが狙いだ。

 「結果球(決め球)になるボールが増えていったら(配球の)幅が広がっていくと思います」。カットボール、シンカー、チェンジアップ、ツーシーム、直球…全体的に精度を上げ、試合で使える球をオフの期間で模索していく。

 打倒巨人を胸に秘める右腕。そのためにも必ず丸や梶谷を封じ込めたい。「もちろんカギになると思います。マークをしていかないと」。変幻自在な配球で打線の核を翻弄(ほんろう)する。

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