阪神・西純矢が七回途中5失点8K 清宮を直球で空振り三振

 「フェニックス・リーグ、日本ハム-阪神」(15日、アイビースタジアム)

 先発した阪神・西純矢投手は6回1/3を7安打5失点。六回までは自己最多となる8つの三振を奪う快投を見せた。七回は不運もあり、3失点。イニング途中での降板となった。

 初回は思わぬアクシデントがあった。1死から相対した上野への2球目。投球の際にマウンドでつまずき転倒した。「大丈夫か?」という声も飛んだが右腕はすぐに立ち上がり、恥ずかしそうに笑顔を浮かべた。

 その後の投球でも不安は感じさせない。上野をスライダーで空振り三振。樋口に二塁打を浴びたが、4番・野村はフォークで空振り三振に斬った。

 二回は万波、清宮から直球で空振り三振を奪うなど三者凡退。三回は2死から郡に死球を与えたが、上野を145キロ真っすぐで空振り三振に抑えた。

 四回は先頭の樋口を四球で出塁させる。それでも野村を左飛、万波を146キロ直球で空振り三振に斬るなど無失点で切り抜けた。五回は2死から海老原を145キロ直球で見逃し三振。三者凡退に抑えた。

 ただ、味方が1点を先制し迎えた六回の投球。先頭・難波に143キロ直球を捉えられ左中間二塁打を浴びる。続く郡への2球目。146キロ直球を左翼へ運ばれた。打球はフェンスを越え、逆転を許す2ランとなった。痛恨の被弾。悔しそうな表情を見せた。

 それでもここから崩れなかった。2死から野村に二塁打を浴びたが、最後は万波をスライダーで空振り三振。プロ入り後、自己最多となる8奪三振目だ。

 七回に今度は味方が逆転。ただその裏にこの日、最大の試練が訪れる。先頭・片岡に四球、続く清宮に右前打を浴び無死一、二塁。ここで海老原に同点適時二塁打を許した。無死二、三塁とピンチは続く。難波は投ゴロに抑えたが、郡に逆転適時打を浴び、思わず右手でグラブをたたき悔しさを見せた。

 続く上野は三ゴロに打ち取ったかに思われたが、三走・海老原の挟殺を狙った際に小幡が走塁妨害。全ての走者の進塁が認められ5点目を失った。樋口に四球を与え、満塁としたところで降板。2番手の尾仲が野村を1球で併殺打に仕留めたため西純は5失点となった。自己最長イニングを更新することはできず。収穫と課題が残る投球になった。

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