阪神 藤川ラストゲームも…初回からミス絡みでの3失点に悲鳴と怒声

 1回、丸(左)に適時二塁打を浴びる青柳(撮影・高部洋祐)
 1回、坂本の送球を取り損ねる木浪(右)=撮影・高部洋祐
 1回、岡本の打球を後逸する小幡(撮影・飯室逸平)
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 「阪神-巨人」(10日、甲子園球場)

 阪神が初回、二塁・小幡の失策などで3点を先制された。

 この回、先発の青柳が1死を取った後に、松原にフルカウントから四球を与えた。続く重信に一、二塁間を抜かれると、4番・岡本との対戦だった。

 1ストライクから2球目、投手右の強烈な打球だったが、二塁ベース寄りに守っていた二塁・小幡の正面を突く。4-6-3の併殺コースだったが、小幡がこの打球を痛恨のトンネル。一気に二走・松原が先制のホームを踏んだ。

 さらに、続く丸には左翼フェンス直撃の適時を浴びる。田中俊は投ゴロに打ち取ったが、若林に左前適時打を許して3点目。苦しい立ち上がりとなった。

 両リーグワースト85個目の失策が痛恨の失点に。今季最後の伝統の一戦。この日は藤川球児投手の引退試合でもあり、リードする展開で九回を迎えたい。初回からリードを許す展開に、スタンドからは悲鳴と怒声が響いた。

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