阪神サヨナラ負け まさかの拙攻拙守拙走 3度の満塁機で無得点 マルテ失策も響く

9回1死満塁、見逃し三振に倒れ、しゃがみ込む阪神・陽川=横浜スタジアム(撮影・西岡正)
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 「DeNA6-5阪神」(1日、横浜スタジアム)

 阪神が痛恨のサヨナラ負けを喫した。九回、2死三塁から梶谷に決勝打を浴び、今季の横浜最終戦を終えた。拙攻、拙守、拙走と走攻守にミスが出て、矢野政権では最長の7連勝を逃した。

 試合は2点差を追う七回、近本、糸原、マルテの3連打などで一挙4点を奪い、2点をリードした。だが、続く守りから流れを失う。この回、3番手の岩貞がマウンドに上がった。細川の打席で、1ボールからの2球目、一塁ベンチ前のファウルフライに打ち取ったかに見えた。

 だが、捕球体勢に入っていた捕手・坂本にぶつかるような形で、一塁のマルテが落球。今季両リーグワースト81個目の失策でアウトを逃すと、打ち直しとなった3球目。高めに浮いた145キロを左翼スタンドまで運ばれた。

 マルテは10月23日の巨人戦(東京ドーム)でも、一塁手のプロ野球記録となる1試合4失策。守備で足を引っ張る試合が目立っている。さらに2死一、三塁から、ソトに左前適時打を浴び、同点に追いつかれた。

 それでも八回。サンズが中堅フェンス直撃の二塁打でチャンスメーク。矢野監督は代走・島田を送った。続く陽川は右翼フェンス直撃の二塁打を放つ。だが、打球判断を誤った島田が三塁ストップ。木浪が申告敬遠で歩き、無死満塁とした。

 ここで坂本が浅い右飛に倒れると、代打・糸井はフルカウントから見逃し三振。近本が二飛に倒れ、無死満塁の好機で無得点に終わった。九回も相手のミスから1死満塁を作ったが、陽川が空振り三振。木浪が中飛とあと1本が出なかった。

 五回1死満塁でのマルテの併殺を含めて、3度の満塁機で無得点。ほかにも先発の高橋が2度のバント失敗。チグハグな攻撃が目立った。

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