阪神終戦 九回2死から悪夢の同点被弾 延長十回には幻の押し出し死球
「DeNA3-3阪神」(30日、横浜スタジアム)
前夜2位に浮上した阪神が九回2死から同点に追いつかれ、引き分けに終わった。優勝マジックを1としている首位・巨人がこの日のヤクルト戦(東京ドーム)で引き分け以上となり、巨人の2連覇が決まった。
阪神は三回に4番・大山のフェンス直撃の二塁打で先制。大山は自身初の80打点に乗せた。阪神選手での80打点は14年のゴメス(109打点=打点王)およびマートン(84打点)以来、6年ぶり。日本選手では11年、新井貴浩(93打点=打点王)以来、9年ぶりとなる。
先発・ガンケルが四回に神里に同点ソロを浴びたが、直後の五回1死一、二塁からマルテが勝ち越し二塁打。再び1点をリードすると、六回には2死二塁から近本の左翼線に適時二塁打で2点差とした。
6回を投げたガンケルは打たれたのは神里の本塁打だけの1安打1失点。エドワーズ、岩崎、スアレスとつないで2点差を守り抜こうとしたが、九回に悪夢が待っていた。守護神スアレスが2死一塁からロペスに左翼スタンドに10号同点2ランを放り込まれた。
延長十回に2死満塁のチャンスを迎えた。ここで途中出場の植田が一度は押し出し死球と判定されたが、DeNA・ラミレス監督のリクエストによりボールが当たったのはバットのグリップとしてファウルの判定に。勝ち越しは幻に終わった。