阪神・藤浪、1回三者凡退 矢野監督評価「中身がしっかりあるボールが多かった」

9回裏に登板して1イニングを無失点に抑えた藤浪(撮影・立川洋一郎)
9回、広島打線を無失点に抑え、拳を上げてベンチへ戻る藤浪(撮影・田中太一)
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 「広島4-4阪神」(6日、マツダスタジアム)

 阪神・藤浪が九回、初めて同点の場面でリリーフとして登板。1回無安打無失点2奪三振、わずか9球で終わらせる完璧な投球を見せた。

 先頭の大盛は153キロ直球で空振り、136キロスライダーでファウル、最後は145キロフォークで空振り三振に斬った。続く代打・ピレラは3球全てスライダーを投げ二飛。2番・田中広には138キロスライダーでストライク、147キロフォークで空振り、最後は159キロ直球で空振り三振に仕留めた。

 矢野監督は「一個一個自分で経験して成長していくものやと思うから。中継ぎって、先発と違う1球1球の難しさとか緊張感はある意味高いんでね。その中で精度の高い、きょうみたいなボールがいけば、しっかり抑えられるし。また変化球が決まれば、よりまっすぐも生きるんでね。そういう、抑えたっていう(より)中身がしっかりあるボールが多かったので、それはよかったと思う」と評価していた。

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