阪神・高橋がプロ初完投勝利で4勝目 巨人に一矢 大山は岡本に並ぶ24号V弾

 14奪三振で完投し笑顔を見せる高橋(左)=撮影・山口登
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 「阪神6-1巨人」(5日、甲子園球場)

 阪神が逆転勝ちで連敗を2で止めた。大山の24号2ランが決勝打。巨人・岡本に並びリーグトップタイとした。投げては高橋がプロ初完投。9回を投げ抜き、5安打1失点で4勝目(3敗)をつかんだ。投打で近未来のチームを背負う2人の活躍で、今季も大きく負け越す宿敵・巨人に一矢報いた。

 打撃不振のサンズ、ボーアが外れ、今季91試合目にして初めて、日本人のみの打線を組んだ一戦。試合は同点で迎えた五回、41試合ぶりに4番に入った大山が、バックスクリーンに決勝2ランを放った。

 「(高橋)遥人が頑張ってくれていますし、なんとかしたいと思っていたので、勝ち越すことができて良かったです。自分のスイングができました」

 バックスクリーンに飛び込む“100万円弾”は、巨人・岡本に並ぶ24号。相手4番の目の前で、本塁打ランキングトップに並んだ。矢野監督もベンチで「24」と手で作り祝福。期待にも応える一発となった。

 4番での一発は8月10日・DeNA戦(横浜スタジアム)以来、48試合ぶり。シーズン24本塁打以上は球団生え抜きの選手では2005年・今岡(29本)以来だ。球団では1986年のランディ・バース以来で、日本人に限れば84年の掛布雅之以来、36年ぶりのタイトル獲得が、現実味を帯びてきた。

 一方、投げては先発の高橋が、中5日の登板で9回を投げ抜き、1失点の完投勝利。四回、松原、坂本の連打で先制点こそ失ったが、4番・岡本を3打席連続三振に抑えるなど、自己最多の14奪三振で4勝目をつかんだ。また、バットでも六回、2死二塁の得点機で中前適時打。プロ初打点をマークした。初物尽くしの1勝となった。

 また、近本が3安打で今季10度目の猛打賞。2年連続の2桁猛打賞は2016年の福留以来。球団でルーキーイヤーから2年連続は、1999年の坪井以来となった。近本、大山に高橋。近い将来、チームを背負う若虎たちが、宿敵・巨人戦で意地の活躍を見せた。

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