阪神・矢野監督「悔しさ持って戦う」 9年連続G戦負け越し決定 九回反撃4点も…

 ベンチで頭をかく矢野監督 
3枚

 「阪神4-7巨人」(3日、甲子園球場)

 今季最多2万64人のほとんどは盛り上がりを欠いた。阪神は九回に3点差まで追い上げ、デラロサを引っ張り出したが…。反撃が遅すぎた。2012年から9年連続となる巨人戦の負け越しが決定した。

 18試合で5勝13敗。矢野監督は「結果は受け入れるしかない。明日取るしかないんで。何も変えるところはないんで、悔しさを持って戦っていきます」。悔しさを押し殺し、事実を重く受け止めた。

 打線は2年ぶりの対戦となった畠に、二回以降は毎回走者を出しながら決定打を欠いた。特に両外国人の不振が響き、打線が「線」にならなかった。

 ボーアは3度、走者を置いた場面で凡退。最近5試合は13打数1安打、打率・077だ。サンズも2打数無安打で20打席連続無安打。四回無死では畠の内角への149キロでバットを折られて、力のない一邪飛に終わった。

 井上打撃コーチは、「疲れも溜まってきているし、調子の波もあると思います。我々が良い方向に導けていない部分もある」。チームをけん引してきた2人をかばい、敗戦の責任を背負った。

 現状での力の差も見せられた。五回2死一塁は、北條の左中間二塁打で一走・近本が激走も完璧な中継プレーで本塁憤死に。六回2死一、三塁は、梅野が大江から放ったライナーを右翼・松原の好守に阻まれるなど、高い守備力で得点を阻まれた。

 さらに巨人には八回表終了後に坂本、丸を交代させる余裕まで見せられた。伝統の一戦でこれ以上、屈辱は味わいたくない。巨人戦は残り6試合。来季につながる戦いが見たい。

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