阪神・小幡 初スタメン4打数無安打も矢野監督は評価「すがすがしい」

 8回、三塁を奪う一走の阪神・小幡竜平
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 「阪神11-3中日」(26日、甲子園球場)

 高卒2年目でプロ初先発した小幡が、スタメンデビュー戦は4打数無安打に終わった。

 待ち望んだスタメンだった。「来たかって感じですね。気持ちの準備はしてました」。と意気込んで臨んだが、結果には結びつかなかった。

 三回無死は、福谷の初球の高めに浮いたカーブを仕留め損ねて二ゴロ。五回2死はフォークで3球三振に倒れた。

 七回無死は遊撃の失策で出塁すると、木浪の適時打で生還してプロ初得点を記録。八回無死一塁は三ゴロだった。

 球団高卒2年目内野手および10代の内野手が先発するのは、1995年・平尾博司(選手名は当時)以来の快挙だったが、自身のプロ初安打で祝うことはできなかった。

 それでも守備では持ち味を見せた。6度の守備機会で難なく打球をさばいた。五回1死は京田が右翼線への打球を放つと、右翼・陽川の送球を受けるために中継へ入った。陽川の送球を受けると、三塁へ矢のような送球。セーフになったが“レーザービーム”で球場を沸かせた。

 「まだナイターでやっと風を知ったというか、これからですけど。少し頭に頭に入ったというところなんで。まだまだ、もっと上を目指して守備をやっていきたいです」と次戦へ目を向けた。

 矢野監督は「積極的に打席でもどんどん打ちにいってましたし。タイムリーになった(五回の郡司の)センター前に落ちた打球も、本当にすごい勢いで追いかけて、もうちょっとで捕れるのかなというところまでいった。本当に小幡らしさというのはしっかり出してくれましたし、見ていて気持ち良い、すがすがしいプレーをしたと思います」と評価していた。

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