阪神快勝 サンズV打&ボーア豪快10号 好投の高橋が2勝目

 6回、2ランのボーア(手前)を“ファイアボールポーズ”で迎えるノリノリの阪神・矢野監督=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神5-1中日」(25日、甲子園球場)

 長期ロードを終え、甲子園に戻ってきた一戦。サンズ&ボーアの活躍などで快勝した。高橋は8回6安打1失点で2勝目。チームは本拠地では中日相手に4戦4勝と、相性の良さを見せている。

 試合は二回、中日に先制される展開。それでも三回、四球、犠打、四球、四球で1死満塁。ここで今季初めて3番に入った陽川が、中犠飛を放って同点に追い付く。

 さらに2死一、二塁で、サンズはフルカウントから6球目、145キロの直球に詰まりながら、しぶとく右前に運んだ。

 「みんなが出塁してくれて、陽川も犠牲フライを打ってくれたので、自分も続くことができて良かったよ。なんとか外野まで運ぼうと思っていたし、フルカウントから打つことができて良かったね」

 得点圏打率はリーグトップで、火曜日の成績はここまで打率・571、3本塁打、11打点。頼れる4番のバットで1点のリード。五回にも陽川が中前適時打を放つと、六回にはボーアの2ランでダメ押し点を奪った。

 21日のヤクルト戦以来、3試合ぶりの本塁打。甲子園では7月15日のヤクルト戦以来となった。

 「久しぶりの甲子園で、ファンが求めているのはホームランだと思うから、その期待に応えることができて良かったよ。ファイアボール!」

 ベンチ前では4度のファイアボールポーズ。最後はテレビカメラの前で、小さくポーズを繰り出し、喜びを爆発させた。

 投げては先発の高橋が危なげのない投球。二回に先制点こそ失ったが、味方の好守にも助けられ、最少失点でリードを守り抜いた。プロ最長タイの8回6安打1失点。6連戦の初戦でリリーフも救う1勝になった。

 チームは今季、本拠地では12勝6敗2分けと、大きく勝ち越している。これで火曜日は6勝3敗。勝率・667は日曜日と並び、曜日別で最高勝率を誇る。3位の中日にゲーム差なしまで迫り、Aクラス再浮上が見えてきた。

 26日の第2戦はガルシアが先発予定。連勝でまずはカード勝ち越しを決めたい。

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