阪神、ヒヤヒヤ勝利 楽勝ムードが一転、ヤクルトの猛追で…西勇が7回1失点で4勝目

 8回、ヤクルト打線の後続を断ったガンケルを笑顔で迎える西勇(撮影・田中太一)
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 「ヤクルト5-7阪神」(22日、神宮球場)

 阪神が辛くも逃げ切り、連勝。ヤクルト相手にカード勝ち越しを決めた。先発の西勇が7回3安打1失点で4勝目(3敗)。大山の12号3ランが決勝打となった。

 試合は初回、初対戦のクックに簡単に2死を取られたが、糸井が四球で出塁。続くサンズは死球で一、二塁とした。ここで打席に大山。1ストライクから2球目、外角高めに浮いた147キロを狙った。

 逆らわずにスイングした打球は、大きな弧を描いて右翼スタンドに到達。4番から降格後は初、10日のDeNA戦(横浜)以来、10試合ぶりの一発が、今季初の3ランと大きな先制点となった。

 「しっかり強く打つことができました。もっと援護できるように頑張ります」。これで4試合連続安打。大山が本塁打を放てば、チームは9勝3敗と、やはり欠かせぬ存在だ。

 四回には西勇の適時二塁打などで3点を追加。四回にも1点を奪い、大量7得点でリードを広げた。先発の西勇も7回3安打1失点にまとめ、バトンをつないだが暗転したのは八回だ。

 代わった尾仲の制球が定まらない。1死から代打・川端に中前打を浴びると、続く坂口には四球。山田哲に中前打を浴びて満塁とした。ここでたまらず矢野監督は、ベンチを出て岩貞にスイッチ。だが、右翼越えに満塁アーチを浴びた。一気に2点差まで迫られる。

 それでもガンケルが八回を締めると、九回マウンドに上がったスアレスが1死一、二塁のピンチを招きながらも、山田哲を三振、青木を中飛に打ち取った。スアレスはリーグ単独トップの9セーブ目。なんとかヤクルトの猛追を振り切った。

 今夏のロードはここまで6勝8敗1分け。苦しい戦いは続いている。23日は秋山が先発する予定。ヤクルト戦は今季3戦2勝と好相性を誇る。勝ってロードを締めくくり、本拠地・甲子園に戻って反撃態勢を整えたい。

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