阪神・ボーア イチロースパイク届いた!試し履き以降打撃上昇!恩師愛用の秘密兵器

 阪神のジャスティン・ボーア内野手(32)に、鳥取市にあるトレーニング施設「ワールドウィング」から新兵器が届いた。マーリンズ時代の同僚であるイチロー氏(現マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)も愛用していたビモロスパイクだ。強力な援軍を手にした大砲が、18日からの巨人との3連戦(東京ドーム)で宿敵撃破の快音を響かせる。

 打撃上昇中のボーアに新たな秘密兵器が届いていた。強化されたのは足もと。土台を安定させ、首位・巨人撃破へさらなるパフォーマンス向上を図る。

 念願のアイテムだった。新たに手にしたのは鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング」が開発したビモロシューズ&スパイクだ。マーリンズ時代の同僚で尊敬するイチロー氏が長年愛用していた逸品。当時から興味を抱いており、来日をきっかけに発注することとなった。

 名前と背番号「41」が刺しゅうされた特別仕様のスパイク。株式会社ワールドウィングエンタープライズ代表で、神経と脳科学を専門とする動作科学の研究者(博士)である小山裕史先生(63)は「(ボーアは)直線動作から時間が短くて、回転という『ボールを遠くに飛ばすことができる方』なので、この辺りに重量感を求めました。イチロー選手、ボーア選手が大切にされている『走れる』ということを大切にしました」と説明する。

 京セラドームでの14日・広島戦から試し履きを開始。いつから試合で使用するかは未定だが、ノックを受けるなど感触は確認している。一般的なスパイクより70グラムほど軽くてソフトタッチ。足への負担も軽減されており、本人も気に入っている様子だ。

 新たな相棒を入手したころから、低迷していた打撃も復調気配を見せている。15日から打撃フォームをマイナーチェンジ。オープンスタンスで構え、やや低い姿勢から打ちにいく形。メジャーで25本塁打というキャリアハイの成績を残した2017年のマーリンズ時代と似た打撃フォームで、快音を響かせた。

 18日からは東京ドームで宿敵・巨人との3連戦を迎える。開幕カードでは屈辱の3連敗。ボーア自身も12打数無安打2三振と結果を残せなかった。味わった屈辱はバットで晴らす。今季2度目となる敵地での伝統の一戦。借りを返すには格好の舞台でもあり、チームの底力が試される戦いでもある。

 首位争いに殴り込むためにも、G倒で勢いに乗るしかない。新たな武器を得たボーアが宿敵撃破の先頭に立つ。

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