阪神ガルシア やっと勝った!ローテ“カド番”で8度目の正直 初回被弾も7回1失点

 7回、桑原を遊ゴロに斬り、ガッツポーズするガルシア
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 「DeNA2-9阪神」(11日、横浜スタジアム)

 待望の初白星を目指して、最後まで必死に腕を振った。6回を投げ終えて投球数は95球。そして七回の先頭打者は阪神のガルシアだった。

 リードは3点。代打を送ってもおかしくない場面。だが、外国人枠の関係でガンケルがこの日はベンチにいない。矢野監督は七回裏のマウンドを託した。

 その七回。先頭の大和に中前打を許すと、深く息をついて再びギアを入れ直す。「しっかりひとつひとつのアウトを取ることに集中したんだ」。今季自身最長タイとなるイニングでも150キロを超える直球を投げ込み、後続を断つと、思わずガッツポーズが飛び出した。

 初回に楠本に一発を浴び、三回までに4個の四球。序盤こそ制球が安定しなかったが、尻上がりに調子を上げていく。7回4安打1失点の好投。「いつか勝てると信じてやってきた。ホントにうれしいよ!!」。8度目の先発で今季初白星を挙げたガルシアは試合終了の瞬間、両手を広げ天を仰ぎながら喜んだ。

 18年に来日。「キューバもアメリカもレベルは高いけど、本当の『野球』というものを教えてもらったのは日本」と言い切る。単なる技術だけではない、チームプレーの大切さを学んだという。

 毎回の降板後、自身の勝敗に関わらず、喜怒哀楽を前面に出しながらベンチで必死にチームを鼓舞する。元来の陽気な性格に加え、全員で勝利に向かって戦う大切さを知ったからこその行動だ。

 「アリガトウ!」で始まったヒーローインタビュー。「自分の登板時だけじゃなく、チームの応援をよろしくお願いします」の言葉で締めた。「もともとああいう性格なんで、これで乗っていってくれたら」と矢野監督。“フォア・ザ・チーム”の精神を携えながら、ガルシアが矢野阪神を引っ張っていく。

2023-11-05
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