阪神・西勇、チーム初の9回完投で2勝目「申し訳ありませんでした」お立ち台で謝罪
「阪神8-3中日」(18日、甲子園球場)
阪神の先発・西勇が、9回3失点で今季初完投。7月5日・広島戦以来の2勝目を挙げた。9回を投げての完投勝利はチーム初となった(5回降雨コールドゲームとなった7月10日・DeNA戦で青柳が5回2失点で完投勝利を記録)。
五回までは4度も先頭打者を出したが、粘りの投球を見せた。
初回は先頭・大島に四球を与えた後、1死後に福田、ビシエドを連続三振。二回は先頭・阿部に左前打を浴びた後、1死後に中日のドラフト1位・石川昂(東邦)を三ゴロ併殺に仕留めた。
三回は先頭・加藤の三ゴロを大山が悪送球した。それでも1死後に大島を一ゴロ併殺。味方のミスもカバーすると、直後の三回に打線が2点を先制した。
五回は先頭・阿部に右中間二塁打、続く井領に右前打を浴びて無死一、三塁とした。ここも後続を断ち、得点は与えなかった。
打線が6点を追加して8-0となった六回に3点を失ったが、先発としての役割は果たした。5試合連続5度目のクオリティースタート(QS)で、QS率100%をキープした。
今回の登板は、15日に「週刊文春デジタル」でホテル密会不倫を報じられて以降の初登板だった。
西勇はお立ち台でのヒーローインタビューで「まずはこのたび、自分のプライベートなことで大事な時期にたくさんの人に迷惑をかけて申し訳ありませんでした。家族にもつらい思いをさせてすごく反省しています。甲子園のマウンドに立ってプレーで返すことが大事だと思っています」と謝罪。“禊ぎ”の好投となった。
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