阪神・サンズが2点打 “天敵”大野雄から新打線で3点

 3回、2点タイムリー二塁打を放ち二塁へ滑り込むサンズ(撮影・飯室逸平)
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 「阪神-中日」(17日、甲子園球場)

 阪神が三回、中日のミスにも助けられ、先制点を奪った。3番に入ったサンズが、2点適時二塁打。近本を今季初めてスタメンから外すなど、矢野監督の打順変更が奏功し、天敵の大野雄から一気に3点のリードを奪った。

 この回、先頭の木浪が、二塁前のボテボテのゴロで一塁にヘッドスライディング。必死のプレーで内野安打を奪うと、青柳がきっちり送りバントを決めて1死二塁を作った。続く糸井はストレートの四球を選んで一、二塁。糸原に打席が回った。

 2ストライクからの3球目、バットの先に当たった打球が幸いし、三塁線に転がるボテボテの打球に。処理を焦った三塁・溝脇が一塁に悪送球し、内野安打と失策で先制点を奪った。これに大野雄も気落ちしたのか、続くサンズは右中間に2点適時二塁打を放った。

 「打ったのはツーシーム。得点圏にランナーがいたし、最低でも外野まで飛ばすことのできるボールを待っていた。結果的に2人ともホームに還すことができて良かったね」

 大野雄には昨年9月14日の対戦でノーヒットノーランを喫するなど、6試合の対戦で0勝3敗。防御率1・35に抑えられていた。左腕からは実に23イニングぶりの得点となった。

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