阪神ボーア 初タイムリー&初盗塁!スタメン落ちの悔しさ晴らした!
「DeNA6-8阪神」(27日、横浜スタジアム)
阪神のボーアは、スタメン落ちの悔しさを完璧に晴らした。26日のDeNA戦では来日初のベンチスタート。初回に誰もが待ちわびた来日初タイムリーが飛び出した。
マルテの右犠飛で先制点を奪い、なおも2死三塁の場面。カウント1-1から外角低めのチェンジアップを逆らわずに打ち返した。
打球はボーアシフトを敷いていた三塁手の横をすり抜け、左前に転がった。「マルテも流れを作ってくれたから、その流れに乗れた」。直後にメジャー通算3盗塁の助っ人が大柄な体を揺らして二盗に成功。「足は速くないけど、ピッチャーに隙があればいつでも次の塁を狙っている」と満足げに振り返る。
八回には左翼フェンス直撃の安打を放ち、来日初マルチも記録したボーア。開幕直後から右方向へ引っ張る意識が強く、外角のボールに手が出ないシーンが多かった。メジャー時代は逆方向への打球が持ち味でもあった助っ人。この日は右肩が開かず、左方向へ強い打球を放っていた。
「雰囲気も出てきたし初盗塁というのもおもしろい。打席の中でもだいぶ雰囲気が出てきているんで、楽しみになってきたかなと」と目を細めた矢野監督。「勝ってうれしい!とにかくそれだけだよ。最高の勝利だね!」と興奮気味に語ったボーアが状態を上げれば、間違いなくチームも浮上できるはずだ。