阪神ドラ6小川 出た!自己最速152キロ 紅白戦で1回0封!
「阪神紅白戦、白組2-4紅組」(31日、甲子園球場)
投げるたびに、評価がうなぎ上りだ。阪神のドラフト6位・小川(東海大九州)が1回1安打無失点と好リリーフ。自己最速の152キロも計測した。
自己最速が飛び出したのは六回、先頭の近本に対した打席だった。1ストライクから外角に投じた2球目、見逃しのストライクを奪うと、スコアボードに「152キロ」が表示された。これまでの最速149キロを3キロ更新し、「(150キロは)大学生の時から目指してきた数字。素直にうれしい」と頬を緩めた。
近本を遊ゴロに抑えた後、大山に右前打を許すも冷静さは変わらない。マルテを持ち味の直球で見逃し三振、原口を1球で三ゴロに打ち取った。「前回(5月26日)のシート打撃同様にストライク先行でテンポ良く投げることができました」と手応えをにじませる。
そのシート打撃登板時に勝利の方程式入りの可能性を示唆した矢野監督は、この日もベタ褒めだ。「小川が一番目立ってましたね。今日はこの前よりさらにいいボールが行っていたような感じ。本当に勝ちパターンに入ってきてもおかしくない投球」と信頼度は増すばかり。
開幕1軍は手中に収めつつある。「スピードが全てではないが、160キロを目指してやっていけばスピードも上がると思うので」と青写真を描く。絶好調を維持し、勝利の方程式入りを現実にする。