阪神・原口 同期秋山の思いに「2人でお立ち台に」大腸がん闘病経て1年前に実戦復帰
阪神・原口文仁捕手(28)が8日、甲子園での自主練習前にオンライン取材に応じた。昨年の同日は、大腸がんからの完全復活を目指す背番号94がウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で207日ぶりに実戦復帰した日。復活のスタートラインを切った当時を思い返した。
「自分の感覚の中では昔のことのように感じる部分もありながら、1年経ったというのを聞くとまだ1年しか経っていないんだなという思いですね」
昨季は1軍復帰のロッテ戦で適時二塁打、日本ハム戦ではサヨナラ打、オールスターでは2試合連続の本塁打など復活を印象付けるプレーを見せてきた。当時は想像していたかという問いに「どうですかね?自分の中でここに目標を持って早く1軍で活躍すると思い描いてやってきました」と前向きに取り組んでいたことを明かした。
原口の前にオンライン取材を受けた同期で同い年の秋山は「(原口と)2人でお立ち台」を目標に掲げた。原口は「うれしいですね。同期で高校生2人で入ってきた。1軍、2軍を経験してたくさんいい思いやそうでない思いを経験してきた。2人でお立ち台に立てたら最高ですね!」。
開幕は依然不透明だが、元通りに試合ができる日々が戻ったとき、2人で活躍することでファンに夢を与えていくことが理想だ。