甲子園球場ブルーライトアップ コロナと闘う人々へ感謝と応援の思いを込めて

 阪神甲子園球場が1日から『ブルーライトアップ』を開始した。新型コロナウイルス感染拡大防止に尽力する医療従事者らへ、感謝と応援の気持ちを表すこの取り組みは世界各地で実施中。甲子園でも当面の間、行われる予定だ。

 聖地の壁面が青色の光で照らされた。1日から甲子園球場で『ブルーライトアップ』がスタート。球場正面7、8号門の上部が青く照らされ、その中央には球団85周年の記念ロゴと阪神甲子園球場の文字が光る。

 医療従事者をはじめ、新型コロナウイルスと闘う人々への感謝と応援のメッセージが込められた青い光でのライトアップ。球場担当者は球団を通じて「一日も早い事態の収束と、ファンの皆さまをお迎えできる日が来ることを職員一同、心より願っています」とコメントを発表した。

 阪神では医療現場での防護服不足を受け、雨がっぱを大阪市などへ無償で提供。さらに藤浪ら新型コロナウイルスに感染した3選手を含む選手と球団幹部が、日本赤十字社へ寄付を行うことを表明した。自粛ムードの中で会食に参加した選手が感染し、各方面に影響が及んだことを受け、社会貢献活動でけじめをつけた形だ。

 阪神では他にも梅野が日本プロ野球選手会が始めた寄付活動に参加。西勇が大阪府と兵庫県の医療機関へ総数4万枚の医療用マスクを寄贈した。他球団でも巨人の原監督、菅野らが東京の医療現場へ5000万円を寄付するなど、支援の輪が球界で広がっている。

 甲子園球場のブルーライトアップは当面の間、実施される予定だ。野球ファンであふれ、歓声が沸き起こる。そんな日常の光景が戻ることを信じながら、聖地は静かにメッセージを発信し続ける。

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