阪神・原口、がん克服した身だからこそ思う医療従事者への「感謝の気持ち」

 阪神の原口文仁捕手が25日、甲子園球場での自主練習後、オンライン取材に応じた。約3週間の自宅待機期間には、過去のWBC大会など映像で、野球と向き合ってきた。その中で2003年、阪神の優勝シーンを目に焼き付けたという。

 「甲子園にあれだけのお客さんが来て。満員になった中で野球をやっている。すごく興奮しましたね。僕もあの興奮を味わいたいと思って見ていました」

 昨年1月に大腸がんを公表。手術を経て、シーズン中に復活した。依然として、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、改めて医療従事者に感謝の言葉を添える。

 「僕も病気を経験して、入院して。たくさんの先生、看護師さんに見ていただきました。感染リスクがあり、危険がある中で日本国民のために働いてくださっている。僕だけじゃなく、日本中の人が感謝の気持ちを持っている。感染に気を付けて働いていただきたいと思います」

 約3週間の自宅待機期間も試行錯誤しながら体調維持に努めた。ランニングや体幹トレーニングに加え、以前から行っているヨガでリフレッシュ。この日はフリー打撃や、ブルペンで青柳の球を受けるなど、精力的に体を動かした。来るべき開幕に向けて「いつ開幕か分からない中でですけど、最高のスタートを切る準備をしっかりしたい。いまできることを一生懸命やりたいと思います」と力を込めた。

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