【名勝負列伝 2】桧山進次郎氏 生涯最高のスイング!現役最終打席で代打弾!

 今年、球団創設85周年を迎えた阪神タイガースの球団史を彩る名勝負を、当時のデイリースポーツ紙面と共に振り返る新企画「球団創設85周年 名勝負列伝」。第2回は桧山進次郎氏。2013年10月13日のCSファーストS・広島戦(甲子園)での「桧山、現役最終打席で本塁打」を取り上げる。

  ◇  ◇

 桧山の現役最終打席は打者として最高の誉れだった。CSファーストS第2戦。5点ビハインドの九回にその時を迎えた。マートンが2死から執念の右前打でつなぎ、巡ってきた22年間の集大成を披露する場面。「代打の神様」はネクストからゆっくりと打席へ向かった。

 スタンドから拍手と声援が注がれる中、マウンドのミコライオと対峙(たいじ)。1ボールからの2球目、154キロ直球に自然と体が反応し、虎党の待つ右翼席へ感謝と共に打球を届けた。44歳3カ月での一撃はポストシーズン最年長本塁打記録となった。

 この5日前、迫り来る現役引退へのカウントダウンが続く中、目の前で最高のラストを飾った選手がいた。それは、同じく13年限りで引退を表明していたDeNAの小池。現役最後の試合で最終打席を含む2本の本塁打を記録し、グラウンドを去った。「野球の神様っているもんやなと思った」と実感した桧山。その後“神様”は自身にも宿った。

 翌日のデイリースポーツは「桧山 最後の神弾」の見出しで1面に掲載されていた…一時は。「あまりにいい打ち方で自分でもビックリで。僕にも野球の神様がいるのかなと思った」という当時のコメントが示すように、生涯最高のスイングだった。

 しかしその華々しい最後の裏側で、“大事件”が起こっていた。夜が更けようとした時、「掛布阪神復帰」の一報が入った。当時の担当デスクは「そこからはバタバタ」と振り返りつつ、「ファンが最も待ち望んでいたともいえる生え抜きのOBだけに、報道する側としても、一野球ファンとしてもうれしいニュースだった」。最終版で「桧山 最後の神弾」の1面は「掛布氏 阪神復帰へ」に差し替わった。

 桧山の劇的な幕切れは、大ニュースに1面を“奪取”された。それでも代打の神様が見せた最後の一振りは、虎党の脳裏に今でも深く刻まれている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    WBC

    パナマ3
    コロンビア4
    ヒラム・ビソーン・スタジアム試合終了
    イスラエル1
    ドミニカ共和国10
    ローンデポ・パーク試合終了
    イギリス8
    ブラジル1
    ダイキン・パーク試合終了
    プエルトリコ
    キューバ
    ヒラム・ビソーン・スタジアム試合前
    ニカラグア
    ベネズエラ
    ローンデポ・パーク試合前
    アメリカ
    メキシコ
    ダイキン・パーク試合前
    日本
    チェコ
    東京ドーム試合前

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス