阪神が3年ぶりオープン戦勝ち越し “キーマン”陽川が逆転3ラン、大山3号2ラン

 7回、勝ち越し3ランを放ち笑顔でナインの祝福を受ける陽川(撮影・飯室逸平)
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 「オープン戦、オリックス4-10阪神」(14日、京セラドーム大阪)

 阪神がオリックスに逆転勝ちし、オープン戦の勝ち越しが決定。2017年以来3年ぶりとなった。陽川が逆転3ランを放ち、連日の決勝打。開幕1軍入りに向けて、アピールに成功した。

 試合は二回、阪神が糸原の左前適時打、木浪の中犠飛で2点を先制した。阪神の先発は開幕ローテを争う中田。四回、開幕ローテを狙う中田が、ロドリゲスにバックスクリーン弾を許した。さらに五回には、中川に右翼越え2ランを浴び、5回を投げて4安打3失点。開幕ローテ入りを確定させるまでには至らなかった。

 「ボール球が先行してしまい苦しい投球となりました。もう少し早いカウントで追い込むなど投手有利のカウントを作っていけるようにやっていきたいと思います」

 一方、打線では陽川がアピールに成功した。1点差で迎えた七回。2死から近本、上本の連打で一、三塁を作った。ここで五回から一塁の守備に入った陽川に打席が巡った。荒西に対して1-1から3球目。真ん中低めの132キロをフルスイングした。打球は一直線に伸び、バックスクリーンに突き刺さった。

 前日は3打席目の九回1死一、三塁は三塁適時失策となったが、低めのフォークに食らいつき、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。2戦連続の活躍でオープン戦は16打数6安打、打率・375、2本塁打と好調を維持。左打者が多い阪神打線において、井上打撃コーチも「キーマンになる」と、活躍を期待する右の大砲。期待に応える一発で、存在感を示した。

 「一打席一打席が勝負の中で、初球から自分のスイングをすることを心掛けたことが良い結果に繋がったと思います。油断せずに最後まで頑張ります」

 また、八回には2死二、三塁から植田が右翼越えに2点三塁打で追加点。上本も左前適時打で続く。九回には大山のオープン戦チーム単独トップ3号2ランと、16安打、10得点と猛打爆発の一戦となった。

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