阪神の新助っ人・サンズが2打席連発

4回、ソロを放つサンズ(撮影・高部洋祐)
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 「オープン戦、ソフトバンク-阪神」(29日、福岡ペイペイドーム)

 阪神の新外国人、ジェリー・サンズ外野手(32)が、2打席連続アーチでソフトバンクのエース格・東浜を攻略した。

 二回、左中間越えに“来日1号”を放つと、続く四回だ。1死走者なしで打席に立つとストライクファウル後、3球続けたカーブを狙った。ライナー性の打球になったが、パワーで運ぶと左翼ホームラン席に着弾。2打席連発と、昨季の韓国リーグ打点王が本領を発揮し始めた。

 2月中の実戦は4試合の出場で、6打数1安打のサンズ。5度目の実戦は「5番・右翼」でスタメン出場すると、まず1打席目だった。二回、先頭で打席に立つと、東浜に対して2ボール1ストライクから4球目、真ん中高めに浮いた135キロのスライダーを見逃さなかった。

 高々と放物線を描いた打球は、最深部の左中間スタンドに到達。待望の初アーチに、ダイヤモンドを足早に駆けると、ベンチに帰ってようやく笑みを見せた。

 球団史上初めて助っ人8人体制で開幕を迎えるシーズン。助っ人選手も規定の4枠を巡って、激しいポジション争いが続いている。

 また、この回、大山にも左翼越えソロが飛び出し、早くも4本塁打。昨季、リーグ5位の94本塁打だったチームに、飛距離アップの成長を見せている。

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