阪神ガンケル 難攻不落!2回0封ゴロで4殺 中日007が警戒「難しい」

 2回、ウィーラー(右)を遊ゴロに斬るガンケル
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 「練習試合、阪神7-6楽天」(16日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座)

 先発候補の新外国人、阪神のジョー・ガンケル投手(28)が、“パワーゴロメーカー”として、先発ローテ入りへ猛アピールだ。楽天との練習試合で実戦初登板初先発し、2回1安打無失点の好投。制球力でゴロを量産しただけではなく、直球は最速146キロを計測してみせた。

 右翼から左翼へと強風が吹き、雨が降りしきる状況下でマウンドへ。肌寒さを感じさせる中での対外試合デビューだったが、指先に狂いは生じなかった。

 「いいピッチングができたかなと思う。カウントを悪くしたりもしたけど、自分の良い時と悪い時をしっかり確認できた」

 際どいコースを突いてボールが先行しても、すぐにカウントを立て直す。捕手・梅野のミットが大きく動くことはなく、6個のアウトのうちゴロで奪ったアウトは4個。「走者がいる時など、早い段階で弱いゴロを打たせるのが持ち味」。スライダー、シンカーなどを低めに集め、テンポ良く26球で2回を投げ終えた。

 これまでは制球力に注目が集まっていたが、新しい一面ものぞかせた。ストレートはアベレージで140キロ台中盤を計測し、二回2死から小郷に投じた4球目が最速146キロを計測した。中日・金子スコアラーは「思っていた以上に球威があって、(攻略が)難しい投手だと思った」と警戒を強める。

 新助っ人は降板後、ブルペンへ直行。「次の試合からはストライク先行を意識していきたい」と20球を投げ、早くも次回登板へ向けて修正。意欲的な姿勢は相変わらずだった。

 メジャー経験はなく、異国での新しい挑戦に備え、早めに来日して調整した。キャンプでは日本流の練習に適応しながら、評価も上昇中。日本で成功を目指す右腕が、外国人枠争い、そして先発ローテ争いでダークホースになりつつある。

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