【藤原オーナーインタビュー2】やっぱり主力は育成 補強から切磋琢磨が生まれる

 阪神・藤原崇起オーナー(67)が大阪市内の電鉄本社でデイリースポーツの新春インタビューに応じ、就任2年目の矢野燿大監督(51)に15年ぶりのチャンピオンフラッグを求めた。ガッツポーズが代名詞となった指揮官の明るく、前向きに戦う姿勢を評価。フロントも全面バックアップしていくことを約束した。=インタビュー2

  ◇  ◇

 -昨年は若手が躍動し、ドラフトでは高校生を5人指名。育成に重点を置く方針が明確に見えてきたのでは。

 「今、FA制度はありますけど、そんなにいろんな選手が出てくるわけではありませんよね。トレードというのもFAがあるから少なくなってきたんですかね。その状況で、何がチームの戦力になるかというと、外国人というのもありますけど、私は最終的には育成しか残っていないと思うんです。だから、昨季は野手で20代中盤あたりが『ぐわー』と出て来て、お互いに切磋琢磨(せっさたくま)している。それもチームワークを整えながらやっている。私は育成にとって、一番素晴らしいスタイルになってきているなと思います」

 (続けて)

 「だから、やっぱり主力は育成(して作る)ということになる。ドラフトで獲得できた選手たちが、いかに育っていくか。これはファームを含め、監督、コーチが重要になってきますよね。かたや、トラックマンによるデータ収集や、スコアラーの皆さんが力を尽くしてデータや映像を集めていらっしゃってる。それをいかに生かしていくか、伸ばしていくかというのが大きな宿題というか。育成の方では大事ではないかなと思います」

 -今年はオーナーの地元・明石の明石商にドラフト候補の中森投手、来田外野手がいる。気になる存在では。

 「いいですねえ。私は明石高校なんですが、明石商業の校長先生は同級生のお父さんで。もうずいぶん、前ですがね。明石商業が出てくると、市民としては頼もしく思いますね。テレビとかで高校野球の試合は見させてもらいましたし。(来田は)劇的なホームランを打ったり。すごいですよね。地域でモノを言うたらあかんのですけどね」

 -球団としては長い目でチーム作りを支えていく形になるのか。

 「それはそうですよ。育成なしで(強いチーム作り)はないと思います。広島さん、日本ハムさんもそうですよね。その上でFAがあったりするわけで。そうすると、日本のプロ野球っていうのは、基本は自前で育てていくということになると思いますね」

 -育成と並行して外国人などの補強もある。補強はどういうふうに捉えているのか。

 「われわれの目的は、チャンピオンフラッグを取ることですから。今の戦力の中で、ここを補強すれば(強くなる)ということについては、補強をしていくと思います。そこから(チーム内に)切磋琢磨が生まれる。お互いの技術の中で学ぶところもあるだろうし。そういったところに力は生まれると思いますから、外国人補強はどこの球団も重要じゃないですか。でも、できれば『全員を自前で』というのは、やっぱり理想ですよね」

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