飯田 300万減「タイガースに来てから2年何もできず悔しい」
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阪神の飯田優也投手(28)が22日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万減の1600万円でサインした。(金額は推定)
移籍2年目の今季は3年ぶりに開幕1軍入りも、3試合の登板に終わった。「タイガースに来てからの2年は何もできず、悔しい思いしかないですね」。シーズンはリリーフで戦ったが、10月のフェニックス・リーグで先発転向を志願。球団からも「先発の枠に入り込むチャンスはあると言っていただいた。そこに向かってやるだけです」と気を引き締める。
秋季キャンプでは山本昌臨時コーチの指導で成長。新球となるスクリューも完全習得に近づいている。矢野監督も「完成度は一番、高いところにある」と期待を寄せる。キャンプ翌日から鳴尾浜で汗を流すなど、オフに入っても休まずトレーニングを続けている。
15%ダウンにも「契約していただいたことに感謝して。来年、腹をくくってやるだけです」と前を向く。「なるべく休まず投げていきたい。この秋のキャンプで教えてもらったことを、もっともっと身に付けられるようにしたい」。“マサ塾”の門下生が、レジェンドの金言を胸に、来季の飛躍を誓う。