望月 50万増の1150万円でサイン CS抜てき先発「情けなく、悔しさがある」

契約更改交渉を終え、会見場の席に着く阪神・望月惇志=西宮市内(撮影・北村雅宏)
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 阪神の望月惇志投手(22)が22日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、50万増の1150万円でサインした。(金額は推定)

 3年目の今季は先発として5試合に登板(中継ぎでは3試合)。8月23日の広島戦(京セラドーム)で、プロ初勝利を記録した。昨年は中継ぎで37試合に登板。アップ評価に「登板数も昨年より少なく、チームに貢献もできていないのに、上げていただきました。期待料だと思っています」と、球団の評価を真摯(しんし)に受け止めた。

 プロ初勝利を収めた一方でCSファイナルSでは、10月9日に巨人との初戦に先発。大抜てきも、2回5失点で黒星を喫した。「チームに迷惑を掛けた。情けなく、悔しさがある。大事な試合で頼られる投手になりたい」。悔しさを力に変えてオフを過ごす。

 秋季キャンプでは山本臨時コーチの指導を受け、開幕投手候補として名前が挙がるなど急成長。今オフは2年連続で、藤川球児投手の自主トレに志願参加する。

 来季がプロ5年目。同級生が大卒で入団する年代だ。「球団の方からも『高卒で4年間やってきたところを、しっかり出してほしい』と言っていただいた。負けないように、しっかり頑張っていきたい」。近未来の阪神を背負って立つホープが、強い覚悟でローテ定着を狙う。

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