原口文仁が100万円寄付 子供たちと触れ合い「本当に元気をもらった」
今季大腸がんから復帰した、阪神の原口文仁捕手(27)が21日、神戸市内のチャイルド・ケモ・ハウスを訪問し、今年3月から発売した「グッチブレス」の利益全額に加え、原口自身の寄付も合わせ100万円の寄付金を贈呈した。
子どもたちの喜ぶ笑顔に、原口の表情も自然と緩んだ。「本当に元気をもらったというか、また頑張るきっかけの一つになりましたね」。今年1月に大腸がんを患ったことを公表。「何か自分にしかできないことがあるんじゃないか」と思い、個人では初のチャリティーイベント開催に至った。
この日は柔らかいボールでのキャッチボールも行われるなど、子どもたちとの交流時間を楽しんだ。またサイン入りのユニホームもプレゼントされ、大の阪神ファンだという朋生くんは「僕も原口選手のように、一生懸命頑張っていきたい」と前を見つめた。
今後も同じ病気と闘う人への支援活動は行っていく予定。来年の1月18日には和歌山県すさみ町でチャリティーランフェスティバルも予定されており、「チャリティーの輪を広げていけたらと思います」と呼びかけた。
26歳で患った大腸がんからの復活劇。まだ、まだこれからだ。「グラウンドに戻ったら結果が全ての世界」といい、「1軍で1年間成績を残して戦えるようにしっかり準備したい」と来季への飛躍を誓った。