高橋遥“ハルトボール”マサチェンジアップを改良!熱血マンツーマン指導40分間で手応え

 山本昌臨時コーチ(左)のアドバイスを受けながら、新球の握りを見せる高橋遥
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 「阪神秋季キャンプ」(18日、安芸)

 阪神の高橋遥人投手(24)が18日、秘密兵器習得へ山本昌臨時コーチ(54)から新しい握りを教えられた。緩急をテーマに掲げる今キャンプ。引き出しの一つとしてカーブとチェンジアップの習得を目指してきたが、この日投げたのは“マサチェンジアップ”を改良した“ハルトボール”。握りを変え、雨の降る安芸で手応えをつかんだ。

 秘密兵器を手にした。新球は、名もなきボール。高橋遥がまたしても引き出しを増やそうとしている。現在山本昌臨時コーチから習得しようとしていたチェンジアップに似ているが、異なった握りの新たなチェンジアップ。「どちらかを使えるようにしたい」。“新球”完全習得で、投球の幅を広げることを誓った。

 表情がくるくると変化する。納得のいくボールには笑い、思ったところにいかなかったら声を出して悔しがった。そして雨粒の音に負けないように、高橋遥は声を張り上げる。「さっきのボールいきます!!」。それは習得しようとしている“マサチェンジアップ”とはまた違う、新たなものだ。

 山本昌コーチが左腕へと静かに歩み寄った。高橋遥から渡された白球を握る。顔を突き合わせると、すぐさまこれまでとは別の握りを説明。練習を終えた高橋遥はこう、解説した。「小指と薬指で抜いていたのを、中指と薬指で抜くイメージですかね」。投げてはうなずき、投げては首をひねる。マンツーマンの指導は40分間にも及んだ。

 今キャンプのテーマは緩急だ。150キロを超える直球に加え、今キャンプで取り組もうとしているのはカーブとチェンジアップ。チェンジアップは前回の握りよりも「投げやすいなと思いました」と手応えをつかんだ。そんな高橋遥を見つめ、山本昌コーチも「まだ名前のないボールだな」と笑う。そして言葉を続けた。「こういう球もあるんだっていう認識でいいからな」。何度も声をかけられ、伝えられたのは引き出しの一つだということだった。

 雨粒を切り裂くように、きれいな軌道を描く。安芸での生活も残りわずかとなった。「いろいろなことを試して投げられるように。でも僕は直球が軸なので、それは壊さないようにしたい」。飽くなき挑戦の先へ。“ハルトボール”で、今季の自分を超えていく。

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