高橋遥 緩急で3年目の飛躍へ!直球とカーブ最大で37キロ差 紅白戦で新球試投も

 「阪神秋季キャンプ」(14日、安芸)

 阪神・高橋遥人投手(24)が14日、緩急で3年目の飛躍を誓った。この日のブルペンではトラックマンを活用し、持ち球の球速差を入念に確認。直球とカーブの差は最大で37キロ。この幅をより広げるなど、緩急を付ける投球を来季の理想にした。先発する17日の紅白戦では新球のカーブ、チェンジアップも試投する予定で、進化の道を探っていく。

 ブルペンに入った高橋遥は一球、一球、球速を確認しながら投げた。「いまのどうですか」。数字だけではなく受ける捕手、打席に立つスタッフにも、体感速度を聞いた。明確な意図を持った101球に、来季の目指すスタイルが見える。テーマは緩急だ。

 「それがいま一番の目的なので。他の(変化)球を失わないようにしながら、違う球を投げられるようにしていきたいと思います」

 この日、ブルペンでは6球種投げた。「数字が一番、分かりやすいので」と、計測した直球の最速が144キロ、カットボールが130キロ台後半。ツーシームが135キロ前後で、チェンジアップが128キロ~130キロだった。スライダーが120キロ前半。ここまで5キロ間隔で、最も遅いボールがカーブの107キロとなった。

 当然、球種が増えれば投球の幅が広がる。可能にするのは、新球として習得中のカーブ、チェンジアップの存在だ。引退したメッセンジャーもカーブを武器とし、直球と50キロ近い球速差が活躍を支えた。自在に操れる多彩な変化球があれば、来季を戦う上で大きな武器になる。

 山本昌臨時コーチも「器用ですよね」と絶賛する。「カーブも、チェンジアップも制球がいい。何より必要だと思って、一生懸命に取り組んでいる。それが上達の秘けつなんですよ」。今季はほぼ1年間ローテを守ったが、19試合の登板で3勝9敗。バレンティンに被打率・500、鈴木に同・455など右の強打者を苦にした。

 相手チームの主砲を封じるべく、今後も計測した球速と、録画したフォームを見比べながら、精度を高めていく。17日の紅白戦に先発予定。打者相手に新球を試す絶好の舞台になる。「今年最後の実戦になると思う。しっかり投げていきたい」と高橋遥。変化球が生む緩急を生かし、3年目の飛躍につなげる。

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