矢野ガッツ予告!奥川か佐々木獲得だ 赤パンで「今年は当てる」指名最後まで熟考も

 「2019年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が17日、17時から東京都内のホテルで開催される。阪神は16日、都内のホテルでスカウト会議を行い、1位指名については、星稜・奥川恭伸投手(18)、大船渡・佐々木朗希投手(17)を軸に当日、最終決定される見通しとなった。矢野燿大監督(50)は、シーズン終盤の6連勝時に着用した赤いパンツを験担ぎで持参。当たりクジを引き、矢野ガッツを繰り出すことを約束した。

 就任直後だった昨年とは違う余裕があった。午後3時から2時間弱のスカウト会議後、スーツに身を包んだ矢野監督は開口するなり、「何もないよ。資料見る?(笑)楽しみやね」。穏やかな笑みを浮かべて、2度目のドラフトへ意気込んだ。

 注目されるドラフト1位指名選手については「ほしいな、という選手はいっぱいおるよ。うちはまだ決まってない」と明言せず。直前まで他球団の情報を集めながら当日に決定する方針だ。

 ただ、1位指名に求めるモノを問われると、「1位ってそりゃあ華がある。チームの中心になるような選手」と話した。浮上してくるのは、今年の甲子園で“主役”だった星稜・奥川、最速163キロの直球で全国から注目を浴びた大船渡・佐々木。実力とスター性を兼ね備えた両選手が、1位指名の有力候補となりそうだ。

 金の卵との赤い糸は、自ら引き寄せる。昨年はクジ引き役を務め、3球団で競合した1位指名・藤原(ロッテ)を外し、4球団で競合した外れ1位指名・辰己(楽天)も外している。

 今年も奥川か佐々木を1位指名した場合、競合は避けられない。しかし、指揮官はシーズンの戦い方と同様に前向きだ。「今年は当てるよ。いいイメージしている。『矢野ガッツ』するよ」と自信満々。クジは右手で引くことも決めた。

 験も担いだ。今季終盤の移動時には、勝負運がアップする色とされる赤いパンツを着用し、6連勝へ導いた。「(ドラフトでも)赤いパンツをはいていくよ。もうはかないでいいかなと思いながらも、ついついスーツケースに入れちゃった」。“勝負パンツ”をはいて挑む抽選なら、望むところだ。

 選手の人生も、球団の命運も左右するドラフト会議。今年はどんな出会いが待っているのか。「ドラフトっていろんなドラマが起こるし。今年も何かあるんじゃないの。その何かをしたいけど、俺が」。矢野監督の右腕が、シーズン終盤のようなミラクルを起こす。

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