阪神“鬼”が去り好機到来!すかさず大山が先制打

 4回、先制となる中前適時打を放ち、ベンチに向かって拳を上げる阪神・大山悠輔
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 「阪神-中日」(30日、甲子園球場)

 勝てば逆転クライマックスシリーズ(CS)進出が決まる阪神が先制に成功した。

 両チーム無得点で迎えた四回。先頭近本が一ゴロに倒れたが、防御率のタイトルが確定した中日・大野雄が降板し、三ツ間がマウンドへ。14日にノーヒットノーランも許した“鬼”がいなくなり、阪神ファンからも拍手が沸き起こると、流れが生まれた。

 1死から北條がチーム初安打となる左前打を放つと、続く福留が四球を選んで1死一、二塁の好機に。ここでこの日、スタメン4番に座った大山が中日2番手・三ツ間から中前への先制タイムリー。大一番で値千金の一打を見舞った。さらに2死満塁からの代打・高山の場面では、三ツ間の暴投で三走・福留が生還して2点目を追加した。

 引き分けでも広島のCSが決まってしまう今季レギュラーシーズン最終戦。開幕4番に抜擢されたものの、打撃不振で一時はスタメンから外れたこともある大山。この日、甲子園での今季最終戦でバットでしっかり期待に応えた。

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