矢野采配ズバズバ!スクイズ成功に、代打・中谷が決勝弾 岩崎もリベンジ投

2回、阪神・西勇輝のスクイズで生還した阪神・高山俊(9)を迎える阪神・矢野燿大監督(左)=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神4-2巨人」(31日、甲子園球場)

 阪神が首位・巨人に競り勝ち、連敗を3で止めた。対巨人戦の連敗も5でストップ。3位・広島も勝ったため、CS圏内まで3ゲーム差は変わらないが、残り21試合での逆転CS進出へ望みをつないだ。

 矢野監督の采配がズバズバと当たった。二回に梅野の適時打で先制して、なお1死一、三塁。ここで打席に入った西へスクイズのサイン。一度は失敗しファウルとなったが、カウント3-1から再び敢行し、見事に2点目を奪った。「なかなか連打、連打で点を取れないので。そいうところではいろんな作戦を使いながら」と明かした。

 2-2の同点の七回2死の場面では代打に中谷を起用。1死の時点では中谷ではなく鳥谷を準備していたが、2死無走者となったことで「長打を期待して、(中谷)将大でいきました」。これがピタリと的中。中谷がハーラートップの12勝を挙げている難敵・山口から、左翼席へ決勝の6号ソロを放った。

 「期待以上。筋書き通りにいかないのが野球だと思うけど、こういうこともあるのも野球の面白さだと思う。打った将大が一番すごいと思うしね。苦しい展開の中で、一歩(先を)行けた一本なんでね。本当に大きい」としてやったり表情だった。

 八回には、前夜、丸に手痛い一発を浴びた左腕・岩崎を再びマウンドに送った。意気に感じた岩崎は丸を左飛に仕留めるなど、上位打線を3人でピシャリと抑え、見事にリベンジした。指揮官は「丸にも昨日やられましたけど、今日抑えて、また明日もいってくれる思いますし」と、岩崎に厚い信頼を寄せていた。

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