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鳥谷 意味深発言「最後の打席になるかも」九回代打で偉業達成も…

 9回、神宮のファンの前で内野安打を放つ鳥谷
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 「ヤクルト5-1阪神」(25日、神宮球場)

 熱い思いを胸に全力で駆け抜けた。九回1死から代打で打席に立った阪神の鳥谷が、遊撃への強めの当たりに全力疾走。内野安打となった一打は、ロッテ、西武などで活躍した山崎裕之を抜いてNPB歴代単独36位となる2082本目のヒットだ。「H」ランプがともると、敗戦ムードの中で虎党が一斉に沸いた。

 すかさず次打者の初球には二塁を陥れる積極的な姿勢を披露する。記録こそ盗塁にはならなかったものの、ベテランが1点でもかえすという強い姿勢をチームに示した。「打席に立っている以上は塁に出たいからね」と、クールに2試合ぶりの安打を振り返った背番号1に、試合後は神宮の熱烈なファンから声援が飛ぶ。

 早大時代から慣れ親しんだスタジアムだ。“神宮は今季ラストになるが”との問い掛けに「神宮どころか、自分が最後の打席になるかもしれないからね。そういう意味ではいい打席でした」としっかり前を見据えながら、冗談とも本気ともつかぬ言葉を残して球場をあとにした。

 今季は55試合の出場で76打数16安打、打率・211、0本塁打、0打点。代打での数少ないチャンスと向き合う日々。いつ終わりが来るかもしれない-常にそんな悲壮感を持って、38歳の虎の生え抜きスターは一打席一打席に集中して向かっていく。

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