ガルシア 12戦勝ちなし…6四死球、3度の満塁 五回あと1死で力尽く

 2回、バレンティンの痛烈な打球にマウンドに倒れ込むガルシア
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 「ヤクルト5-1阪神」(25日、神宮球場)

 3勝目が遠い。11試合続けて白星から見放されていた阪神のガルシアが、あと1アウトのところで勝利を逃した。

 先頭の青木に右肩への死球を与える形で始まった五回だ。その後、簡単に2死を奪ったものの、そこから安打と四球でこの日、実に3度目となる2死満塁のピンチ。代打の中村に左前へ運ばれ、これが痛恨の逆転2点適時打となった。

 ここで交代を告げられたガルシアは、ベンチに戻るとグラブをはめた右手を椅子にたたきつけて悔しがった。「何とか5イニングを投げきりたかった。無駄な四球を多く出してしまい反省の多い投球だった」。その言葉通り、6つの四死球で自らを追い込んでしまった。また二回以降はすべて先頭打者を塁に出したように、常に苦しいマウンドとなった。

 必死だった。三回1死で迎えた第1打席では、ブキャナンの直球に食らいついて左前打。その後、福留の右前打で二塁から激走して先制のホームを踏んだ。勝利への渇望感が呼んだ先制点だったが、自身84日ぶりの白星はならなかった。

 6月2日の広島戦を最後に、2カ月半以上も勝利から遠ざかる。昨季チーム最多となる13勝を挙げ、中日から移籍してきた助っ人左腕。長いトンネルから抜け出せず、苦しい日々が続く。

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