大敗で今季ワーストタイの借金6 3連敗…青柳が6失点KO

ヤクルトに大差をつけられベンチで厳しい表情の阪神・矢野燿大監督=神宮球場(撮影・棚橋慶太)
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 「ヤクルト11-2阪神」(7日、神宮球場)

 阪神が最下位ヤクルトに大敗で3連敗を喫した。先発の青柳が5回7安打、今季ワーストの6失点で8敗目(5勝)。6四死球と苦しみ、5点リードを許す展開でKOされた。また、今季ワーストタイの借金6となった。

 試合は二回、阪神がマルテの10号ソロで先制した。ヤクルトの先発・石川に対して、2-2から5球目。外角低めに落ちるチェンジアップに右膝をグッと落とし強振した。滞空時間の長い打球はそのまま左翼席前方へと着弾する10号ソロとなった。来日1年目の2桁本塁打は14年のゴメス以来だった。

 だが、青柳が制球難を露呈する。1点リードの三回、先頭の中村に死球を与えると、2死二類から太田に一塁線を破られ、同点に追い付かれていた。さらに続く四回、先頭の青木に再び死球を与えると、続く山田には四球を与えて無死一、二塁。雄平の一ゴロで一、三塁とされ、迎えた村上に初球、141キロのツーシームを、右翼スタンド中段まで運ばれた。

 さらに気落ちしたのか、中村に左翼線を破る二塁打、奥村に中堅を破る適時二塁打を浴び、この回4失点。制球難を露呈する形で、2つの死球がいずれも失点につながった。

 今季ヤクルトには3試合に登板し、1勝1敗。防御率1・06と好成績を残しているが、6月12日・ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)を最後に、これで6試合連続白星がついてない。

 続く五回には2死から山田に、この日2個目の四球を与えた。雄平には左翼線を破る二塁打を浴び、村上を申告敬遠。2死満塁から中村に対して制球が定まらず、この回3つ目の四球で押し出しを許した。

 6失点は6月29日・中日戦の5失点を上回り、今季ワースト。2017年4月15日の広島戦(甲子園)以来となる、自己ワーストタイの失点となった。

 七回には、岡本が雄平に6号ソロ、七回にバレンティンに中前適時打、山田に27号3ランを浴び、ダメ押し点を失った。

 一方、打線は石川に6回まで、わずか2安打に封じられた。八回、1死満塁からソラーテの右犠飛で1点を返したが、反撃が遅かった。

 今季9度目の2桁失点で3連敗。借金は4月22日以来となる今季ワーストタイの6に膨れあがり、2カード連続の負け越しも決まった。

 8日の第3戦は中13日で秋山が先発予定。シーズンは残り40試合。再浮上を狙う上でも、まずは連敗を止めたいところだ。

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