阪神、今季ワースト16失点大敗 シーズン2度の1試合2満塁被本塁打は39年ぶり

 8回の守備を終え、ベンチに戻る阪神・近本光司。スコアボードは大差に…
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 「巨人16-4阪神」(28日、東京ドーム)

 阪神が投壊、今季ワーストの16失点で大敗。連勝は2で止まった。先発の岩田が自己ワーストの9失点で3敗目(3勝)。巨人戦の16失点は2001年3月30日(17失点)以来、18年ぶりの屈辱で再び自力優勝の可能性が消滅した。

 初回に近本の三塁打と糸原の犠飛で、幸先よく1点を奪った。だが、ベテラン左腕が誤算だった。初回、先頭の若林を遊撃内野安打出塁させると、送りバントで1死二塁。続く丸の適時打ですかさず同点とされた。さらに4番・坂本勇に中前打、亀井の内野安打で満塁のピンチを招くと、岡本には押し出し四球を与え、勝ち越しを許した。

 さらに、続くゲレーロには2ストライクから143キロの直球を完璧に捉えられ、バックスクリーン左へのグランドスラムを浴びて意気消沈。中11日空けての先発で久々が影響したのか、初回から明らかなボール球が目立つ苦しいマウンド。

 ゲレーロに満塁本塁打を打たれた後は炭谷に四球。桜井を三振に斬ったが、この回2度目の打席となった若林に中前適時打でさらにもう1点を献上。続く山本を仕留めたが、打者10人の猛攻で6安打、大量7点を失った。チームの1イニング7失点は今季3度目のワーストタイ。三回には、先頭のゲレーロを大山の失策で出塁させ、炭谷に左翼越えへの2ランで、さらに2失点して三回でマウンドを降りた。

 この日はゲレーロ、炭谷に満塁本塁打を浴びた。チームの1試合満塁被本塁打2本は、4月13日・中日戦(甲子園=京田&堂上)以来、今季2度目。シーズン2度のチーム1試合満塁被本塁打2本は、1980年・ロッテ以来39年ぶり2度目。セ・リーグおよび球団では初の不名誉な記録になった。

 一方、攻撃は前日、右上腕部に死球を受け、途中交代した糸井が治療のため、この日朝に帰阪。主砲を欠く中、「3番・遊撃」にソラーテを入れたが、大量ビハインドで苦しい戦いを強いられた。それでも福留が5月15日の巨人戦(東京ドーム)以来となる今季5号本塁打で、史上42人目の通算1000得点を達成した。六回にも安打を放つなど、ベテランが見せ場を作った。

 巨人相手に3連戦3連勝は逃したが、勝ち越して本拠地に戻る。休日を挟み、30日からは中日との3連戦。ガルシア、青柳に続き、1日の第3戦は藤浪が今季初先発する見込み。先発投手から浮上の流れを作りたい。

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