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大山 4番の仕事打ァ!先制口火&起死回生の勝ち越し打

 8回、中前に勝ち越し適時打を放った大山。ベンチも大喜び
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 「阪神4-3ヤクルト」(20日、甲子園球場)

 ほえた。大歓声の中、阪神の大山が声を張った。久しぶりにはじけた笑顔。筒井一塁ベースコーチとのグータッチも、自然と力強さを増す。「チームが勝つことが第一優先なので」。決勝打ではなくなったが、価値ある勝負どころでの一打に表情は緩んだ。

 つないで、つないで回ってきた打席だった。八回だ。糸原の適時打で同点に追いつき、なおも1死一、三塁。4番が打席に向かった。ヤクルトベンチは2番手・近藤にスイッチ。1点をかけた争いに、意地と意地がぶつかり合った。

 そして迎えた初球だ。129キロの高めに浮いたスライダーを強振。打球は中前に弾み、試合をひっくり返した。「チームの勝ちにつながったことが一番。そういう場面で打てるように頑張りたい」。一塁上で見せた笑顔が、一時勝ち越しを呼び込んだ証しだ。

 今年はオフから、あえて言葉にしてきた。「軸になりたい」-。これまでの2年間とはまるで違うと言い切る。開幕から88試合。チームで全試合先発出場を続けているのは、大山だけだ。そして何度も味わってきた。結果が、勝敗に直結するということを。開幕前には矢野監督からこう、言葉をかけられたという。

 「4番として打てるとき、打てないときがあると思うけど、打てなくても堂々とするようにな」

 今年は3試合無安打だった日もある。悔しく、苦しい時間。それでも懸命に顔を上げ続けた。そして指揮官の期待に応えたこの日。「ああいう場面で打ってこそ、やっぱり4番。中心バッターの責任を果たせる場面だと思う」と、その成長に監督は目を細めた。

 連敗は止まった。それでも、これで終わりではない。「また明日、一から始まるので、しっかり頑張ります」。4番としての戦いはまだまだ、続いていく。

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