阪神 今季ワーストタイ6連敗で4位転落 藤川が今季初黒星

6回、投手交代を告げベンチへ戻る矢野監督
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 「中日6-4阪神」(17日、豊橋市民球場)

 阪神が痛恨の3連敗で、今季ワーストタイとなる泥沼の6連敗。4位に転落した。同点の八回に登板した藤川が今季初黒星を喫した。この3連戦はジョンソン、小野、藤川と好投を続けてきたリリーフ3投手が失点し、ことごとく接戦を落としての連敗となった。野手も7試合ぶりに2桁安打を放ったが、終盤は好機であと1本が出なかった。

 試合は八回、藤川が3番手で登板した。3連投となったベテランは、先頭の大島に右中間を破る二塁打を浴びる。続くアルモンテにはフルカウントから四球を選ばれた。ここでビシエドを見逃し三振に斬ったが、続く阿部との対戦だった。

 初球、低めの直球を狙われると、大きく弧を描いた打球が中堅後方に伸びた。近本も必死の背走でジャンプしたが、わずかに届かずフェンス直撃。適時三塁打で2点を失った。開幕から安定感が光っていた右腕は、34試合目の登板で今季初黒星。1死しか奪うことができず途中降板した。

 序盤、阪神のペースで進んだ。二回、4番・大山の11号ソロで先制。同点に追い付かれた直後の三回には、5番に入った原口の2点適時打で勝ち越した。四回にも1死一、二塁から、大山の中前適時打。4番は4安打と、野手が奮起した。

 それでもプロ初先発の望月が、2点リードで迎えた五回。平田に同点2ランを浴びて5回9安打4失点で降板。勝利投手の権利を目前に、1球の失投に泣いた。

 チームは後半戦に入ってまだ勝利なく、前半戦の最後から泥沼の6連敗。負の流れを止めることができない。ここにきて中継ぎにも疲れが見え始めた。

 18日の休養日を挟んで、19日からは本拠地・甲子園に戻ってヤクルトとの3連戦に挑む。西が先発する予定。FA右腕の力投で、まずは連敗を止めたい。

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