近本&木浪、勝負曲できた シーズン中に異例!新人コンビのヒッティングマーチ

 打撃練習で笑顔を見せる近本(撮影・田中太一)
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 阪神の近本光司外野手(24)と木浪聖也内野手(25)のヒッティングマーチが、後半戦開幕の15日・中日戦(ナゴヤドーム)からお披露目されることが14日、分かった。新人での個人応援歌の制作は2016年の高山以来。シーズン途中で二人同時というのは異例中の異例だ。ルーキーコンビが力強いオリジナルメロディーに後押しされ、さらに勢いを加速させる。

 思いが込められる。願い、希望、未来…。選手と応援団が今、呼応する。メロディーは阪神タイガース私設応援団で運営されるヒッティングマーチ委員会より毎年発表されており、後半戦前には球宴明けのラストスパートに向けた話し合いの場が設けられている。球場全体を新しいメロディーが包み込むことが決まった。

 新人選手のヒッティングマーチが制作されるのは16年の高山以来、実に3年ぶりのこと。それもシーズン途中、二人同時となれば異例中の異例だ。数カ月前から制作を開始しており、ついにお披露目の日を迎える。

 近本の歌詞には、たくさんの願いが込められている。「切り拓(ひら)け 勝利の道 打て グラウンドを駆けろ 燃えろ 近本」。ここまでリードオフマンとしての役割を担ってきた虎の韋駄天(いだてん)。球宴でのサイクル安打達成で全国の野球ファンに「近本」の名を売った。

 後半戦に向けて、真っ先に言葉にしたのは勝利への思いだった。「しっかり勝てるように頑張ります」。そして続けた。「僕が先頭で出れば、勢いとか流れもつくと思うので、そういう自分の仕事をやりたいです」。16日には「偉大な投手」と話す中日・松坂との初対戦を迎えるが、先は見ない。「まずは明日をどう戦うかを考えたい」と、しっかり足元を見つめた。

 そして、木浪の歌い出しは「熱き心 乗せたスイング」。二人の歌詞に共通するのは「燃えろ」「熱き心」という強いメッセージ。DeNAと2位タイとはいえ、首位巨人とは9・5差。ルーキーコンビのさらなる飛躍なくして、矢野阪神の後半戦での浮上はない。

 「ファンの方の声援はいつも力になるので、より一層頑張ります」と近本。虎党の思いが詰まったオリジナルのヒッティングマーチに乗せて、バットで快音を奏でる。

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