阪神、首位と7・5差でV確率0%…カモのDeNAに横浜で4年ぶりのカード負け越し

6回、苦しい試合展開を見つめる阪神・矢野燿大監督=横浜スタジアム(撮影・田中太一)
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 「DeNA7-2阪神」(4日、横浜スタジアム)

 阪神が投打に覇気なく大敗し、大の得意にしていた横浜でのDeNA戦で4年ぶりのカード負け越しとなった。

 これでリーグ戦再開後は1勝4敗。首位・巨人とは今季最大の7・5差に広がった。2リーグ分立後の優勝年で最大差逆転は1964年の6・5ゲーム差。7ゲーム差以上からの逆転優勝した例はなく、数字上ではデッドラインを越え、“優勝確率0%”になった。

 この日は、大幅に変更した3日のオーダーから戻し、糸原、近本らがスタメンに復帰。打順は糸原を4月19日の巨人戦以来、今季2度目の1番に起用。「2番・中堅」に近本を置いた。初回、その打線が機能する。糸原が右越え二塁打でチャンスメークすると、2死二塁から4番・大山の左中間を破る適時二塁打で先制した。

 直後に逆転されたが、三回には、2死二塁で再び大山。鋭い打球を三塁・宮崎がはじくと、その間に二走・近本が一気に本塁へ。遊撃・大和からの返球は間一髪のタイミングとなったが、捕手・戸柱が落球してタッチできず。ルーキーが自慢の快足で試合を振り出しに戻した。

 それでもエースのメッセンジャーが、中15日で迎えた先発マウンドでピリッとしない。追いついた直後にソト、筒香の連打で再び勝ち越しを許すと、五回にはソトに左越えソロを浴びた。5回98球を投げ、7安打4失点で降板し、6敗目を喫した。

 六回には代わった守屋が、戸柱にソロアーチを被弾。さらに八回には、4番手の能見が中井の2ランを浴びた。

 リーグ3位で交流戦を終え、上位をうかがうはずが中日、DeNAと、下位にいた2チームに大きく負け越し。一日で再び4位に転落した。5日からは広島、巨人との6連戦(甲子園)。前半戦最後の9連戦でも苦しい戦いを強いられている。

 本拠地に戻り、5日は岩田が先発する。ベテランの力で負の流れを止め、反撃体制を整えたいところだ。

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